本日の作業は守口市にあります早苗町で外壁のALC目地のシーリング工事を行いました。
主な作業は、養生した後、現状のALCの継ぎ目にプライマー塗布。最後は、シールを充填。
シーリングの材料はコニシ ビューシール
市販では、売られていなおらず、使用においても難易度が高いです。

コニシ ビューシールの性能について
混合比・撹拌の精度が性能を左右するため、手抜き・ムラ混合は硬化不良・接着不良の原因となります。
現場での扱いには経験と管理が必要。
それと、一度混ぜ始めると可使時間(使える時間)が限定されるため、適切なペースで使い切らないと硬化していきます。
経験とスピードが求められるということですね。
主用途は、コンクリート・モルタルの塗装目地、ALCパネル間目地、窓枠まわりの塗装目地など。
メリットは、上からの塗装を行う目地として使いやすい設計になっていること。
そして、温度変化や建物の揺れ・伸縮に対して比較的柔軟に追従してくれます。
デメリットは、先ほどお伝えした、使用する上での経験やスピードですね。
これは、どのシール材料にも共通していることですが、紫外線・酸素・熱・可塑剤流出などの影響を受けることで劣化していくため、定期的な点検とメンテナンスが必須です。
ALC目地にシールが必要な理由について
ALCは多孔質で水を吸いやすい素材のため、目地からの雨水侵入を防ぐことが最重要です。
パネル同士の継ぎ目は構造上どうしても隙間ができるため、そこにシーリング材を充填することで防水層を形成します。
もしシールが切れていたり劣化していると
- 雨水が内部に侵入
- ALC内部の鉄筋が錆びる
- 膨張・ひび割れ・浮きなどの劣化を誘発
といった重大な損傷につながります。
気密性保護という観点でも必要不可欠。
ALCは断熱性能が高い建材ですが、目地が開いていると熱や空気の出入り口になります。
シールによって気密性を確保することで、
- 冷暖房効率が上がる
- 結露や内部腐食を防止
といった効果も期待できます。
守口市早苗町でのシーリング施工写真
以下、守口市早苗町でALC目地にシーリング工事した施工写真になります。




