本日の作業は奈良県生駒市で上塗り「2回目」(塗料:プレミアム無機)を行いました。
主な作業は、外壁塗装の4回目「上塗り」になります。

過去の工程

  • 1回目「下塗り」
  • 2回目「中塗り」
  • 3回目「上塗り」
  • 4回目「上塗り」

合計4回塗装したことになります。

通常は、上塗り1回で合計3回で終わるのですが、耐久性を高めるといった目的で上塗りを2回塗装することもあります。

このページでは。施工写真と合わせて、上塗りを2回塗るメリット・デメリットについて解説していきます。

塗料(プレミアム無機)については、「生駒市で外壁塗装(中塗り)。プレミアム無機の性能と施工写真」と「エスケープレミアム無機の特徴や耐用年数・価格などを徹底解説」で解説していますので、参考にしてください。

■4回塗る外壁塗装について

通常の外壁塗装では、
下塗り → 中塗り → 上塗り(合計3回塗り)
が基本です。

しかし、現場によってはさらに
下塗り → 中塗り → 上塗り1回目 → 上塗り2回目(計4回塗り)
を行うケースがあります。

これは、

  • 高級塗料(無機・フッ素・ラジカル)を最大限活かしたい
  • 海沿い・日当たり・風雨が強い環境で耐久性を上げたい
  • 仕上がりの光沢・発色をさらに美しくしたい

という理由で採用される高品質仕上げです。

■■上塗りを2回行うメリット(プロの実感)

塗膜厚がしっかり確保できる。
塗膜は厚みが命。1回多く上塗りを重ねることで、通常の約1.3~1.5倍の膜厚が得られます。

これにより、

  • 紫外線カット性能の持続
  • 防水性アップ
  • 塗膜のひび割れ・剥がれリスク低減

が実現できます。

■■塗膜寿命が伸びる(+3~5年)

メーカー標準では「中塗り+上塗り」で想定される耐用年数ですが、
上塗りをもう1回重ねることで、さらに3〜5年寿命が延びることがあります。

特に、

  • フッ素塗料
  • 無機塗料
  • ラジカル制御型塗料

などの高耐候タイプでは、その差が顕著です。

■■上塗りを2回行うデメリット

■工期が1日延びる
塗装回数が増える分、乾燥時間も必要。通常より1日程度延長。
■塗料・人件費が増加
塗料使用量が約1.3倍、職人手間も増えるためコストアップ(+5~10%)。
■乾燥時間の管理が重要
前の塗膜が完全に乾いていないと、塗り重ねで“縮み・割れ”が発生するリスク。
■ツヤが強く出すぎることも
艶あり塗料を3層重ねると反射が強すぎるケースも。ツヤ調整で対応。

「上塗り2回」が効果的なケース

  • 海沿い・沿岸地域 塩害・紫外線に強い塗膜を形成。
  • 日当たりが強い南面。紫外線劣化を長期的に抑制。
  • 築15年以上の外壁 下地が劣化しているため、膜厚強化が効果的。
  • 無機・フッ素など高級塗料使用時。塗料性能を100%活かすための推奨仕様。

まとめ

「上塗り2回仕上げ」は、耐久性+美観を極めたい現場に選ばれるプレミアム仕様。

メリットデメリット
塗膜厚UPで耐久性向上コスト増(約5~10%)
色ムラ防止・艶の深み工期延長(1日程度)
塗膜寿命+3~5年乾燥管理がシビア
高級感ある仕上がり艶感が強く出る場合あり

外壁塗装4回目「上塗り」した生駒市での施工写真

以下、生駒市で行った外壁塗装4回目「上塗り」の施工写真になります。

外装に関するお役立ち情報を詳しくまとめていますので今後の塗装計画の参考にしていただけましたら幸いです。

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